あら~ヌッポさんお久しぶりねー。
え、なにまだゴン太君の自由研究が終わらないって?ふむふむ、だから今日は
ゴン太君と工作をしながら遊んでみようって?
さーすがヌッポさん!あったまいい~。
♪ミニイカ娘で~つくってあ・そ・ぼ
※お母様方へ:「を」ではありません。
・ドカ盛りのくっさいウンチをした後、
「ゲッショゲッショ~♪」
と、ドヤ顔で水槽の中で踊るミニイカ娘…ぐぇ、バッチイわねぇ(失笑)
でもよ~く見ると、鼻の下がビヨーンと伸びて…あら変な顔(笑)
なになに、今日はこれを使って遊ぶの?
まず、ミニイカ娘の、頭と顎を持って…フムフム
「はわわわわぁ…」
ペンチで引っ張って…
「イギッ!ミギッ!!」
少しくらい強く引っ張ったってへっちゃらさ…ほら!
「ミギァァァァ!!」
あっという間にアリクイの顔~!!
なになに?他にも…フムフム、
「あぎぃ!ひぎぃ!!」
なにこれ、NHKの手嶋支局長?あらやだソックリ!!
ゴン太君は…やーだ、ミニイカ娘でヌッポさんを作ってるのね。触手を切り
落として
「ヌホホ、ヌホホ♪」
チョキン☆
「いぎゃあああ!!!」
イカ帽子を塗ってみました!
「イイイイ!ウィー、ウィー、ハッハ!ウィー、ウィー、ハッハ!」
あらー、でも手足が短すぎませんか?
「ヌホホ、ヌホホ♪」
「あぎゃぁぁぁぁ!!」
あら、引っ張って伸ばそうとしたら取れちゃった♪
・その間にヌッポさんは…あら、今度はミニイカ娘を正方形の箱に入れて、
フムフム…
「グボッ…ビィ!……」
ヌッポさんずいぶん強引ね~。で、箱を閉める前に、サメのおもちゃを、
ポトン!
「ピィィィィーッ!!」
なんか中で暴れ回ってるけどいいのかしら。
あれ!今度は絵の具を取り出して…箱を塗り始めましたよ。
「ヌホホ、ヌホホ♪」
ほらゴン太君、あなたの宿題なんだから手伝いなさいって(笑)
出来たー、名付けて
『ミニイカ娘・サイコロボット』!!
指でちょっと転がしてやると、中でサメのおもちゃが動いて…
「ギャァァァ!!!」
ボテッ、コロコロコロ。
あはっ、振らなくても勝手に転がっていくサイコロなんですね!
でもよーく考えたら、サイコロサイズのサメなんて見たことないよね。
え?そこが頭の使いどころ?
ははぁ、ミニイカ娘が頭を使わない分ヌッポさんが頭を使ったってことか!
「ギャィィィィ!!」
ゴソッ…ブブーッ、ブブーッ…。
あはっ、ヌッポ博士の発明大成功!!
でもこれ、箱を接着剤でくっつけちゃってミニイカ娘は出られるのかしらね?
というわけで、今日はミニイカ娘でおもちゃを作って遊んでみました。
ではみんな、まったね~♪
「ヌホホ、ヌホホ♪」
(終わりでゲショ♪)
Written by ミニイカババァ様
ある日、漁を終えて海岸を歩いていると、子供たちの騒ぐ声と
「ピィ~…」
見ると子供たちがミニイカ娘の群れに石を投げつけたり、踏みつけたり騒いでいます。
心の優しい浦島太郎は言いました。
「これこれ、弱いものいじめはやめなさい」
すると子供たちはベソをかきながらこう言いました。
「だってこいつ、父ちゃんが海で獲った干しエビを全部食べちゃったんだよぉ」
「お殿様に献上する大事なエビだったんだ…」
「どうしよう、お殿様に叱られるよ」
それを聞いた浦島太郎は、
「そうか、よしよし、もう泣くんじゃない。おじさんにいい考えがあるんだ」
と優しく頭を撫でて、涙を拭いてやりました。
そして子供たちにおやつを配ると、自分も虐待に加えてもらいました。
「うらぁ!このカス野郎がぁ!」
「ピィィィ…ゲショー、ゲショー…ブゲッ…」
「ギャソォー!!」
「ひぎぃ!ひぎぃ!ひぎぃ!」
「ミギィーーーー!!!」
ドスッ、バキバキッ、ボカボカボカ、ジューッ。
浦島太郎は日が暮れるまでミニイカ娘を蹴ったり殴ったり燃やしたり生きたまま引き裂いたり、子供たちと山ほどノシイカを作ってお殿様に献上しましたとさ。
めでたしめでたし。
(終わりでゲショ♪)
Written by ミニイカババァ様
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
ある日おじいさんはいつものように山で木こり仕事をしていました。お昼になったので昼食をとろうとおじいさんはおばあさん手作りの弁当を取り出しました。
「おぉ、わしの好物の天むすじゃ。ばあさんめ無理しおって」
思わず笑みを浮かべるおじいさん。天むすをかぶりつこうと大きな口をあけました。すると天むすがコロリと落ちて転がっていってしまいました。
「お~い。まっとくれ~。ワシの天むすや~い」
おじいさんは慌てて追いかけると、天むすは地面にぽっかり空いた穴に落ちてしまいました。おじいさんはその穴に近づくと不思議な声を耳にしました。
「げっそ~♪げっそげっそ~♪」
その楽しそうな歌声におじいさんは思わず身を乗り出しました。すると足を滑らせておじいさんは穴の奥に転げ落ちてしまいました。
穴のなかには数十匹のミニイカ娘がさっき落とした天むすの周りを取り囲んで踊っています。
ミニイカ娘たちは落ちてきたおじいさんに気づくと、蜘蛛の子を散らしたように右へ左へ逃げていきました。
「こんなところでミニイカ娘とは滑稽じゃな。山に迷い込んだのかのう?」
笑顔で話すおじいさんをミニイカ娘たちは陰からチラチラと覗いています。
「よしよし怖がらんでええ。その天むす食べてええぞ。エビなんて久しぶりじゃろう?ささ、これもお食べ」
おじいさんは笑顔で自分の分の天むすも差し出しました。ミニイカ娘たちは恐る恐る近づきつつも、一斉に天むすに飛びかかりました。
エビが懐かしいのか、ご飯には目もくれずミニイカ娘たちは一心不乱にエビ天だけを奪い合いました。米粒を「チッ」と投げ捨てるものもたくさんいました。
「おぉ、折角ばあさんが作ってくれた天むすを・・・その米だって貴重な食糧なのにのう・・・」
おじいさんはとても悲しい気持ちになりました。そんなおじいさんの気持ちを他所に、食べ終わったミニイカ娘たちは
「げっそ~・・げそっ!げそっ!げそっ!!!」
と、エビ天をねだりはじめます。もう天むすは一つもありません。
「すまないねえ。本当にもう無いんじゃよ」
すると、ミニイカ娘たちは一斉に感情をあらわにしました。駄々をこねて泣き出すもの。罵声のような鳴き声を出すもの。喧嘩をはじめるもの。穴の中は大騒ぎとなりました。
「本当にごめんよ。ワシはこれで御暇させてもらうよ・・・達者で暮らすんじゃよ・・・」
おじいさんは申し訳なさそうに帰る仕度をはじめました。すると、その様子に気づいた何匹かのミニイカ娘が岩陰の奥から二つの葛篭を運んできました。
一つは大きな葛篭。もう一つは小さな葛篭。その二つを泣き声や罵声がこだまする中、おじいさんの前に差し出しました。
「お土産をくれるのかい?すまないねえ。どちらか選べばいいじゃな?」
ついさっきまで騒いでいたミニイカ娘たちも一瞬で静まり返り、おじいさんのほうを見つめていました。
おじいさんは少し考えたあと、大きな葛篭に手を伸ばしました。
その時、ミニイカ娘たちの生唾を飲み込む音が微かに聞こえました。その音を聞き取ったおじいさんは優しい笑みを浮かべながらこう言いました。
「この大きな葛篭が欲しいんじゃが、なんせ年寄りで体が重い。持ち上げるのは無理じゃろう。すまんが・・・今ここで中身を減らしてくれんかの?」
意外な言葉にミニイカ娘たちは騒然となりました。慌てて小さいほうの葛篭を何匹かのミニイカ娘が差し出し、引きつった笑みを浮かべました。
「いや、すまぬ。この大きな葛篭がどうしても欲しくてな。フォッフォッ、年は取りたくないないもんじゃ・・・」
ミニイカ娘たちはその場で固まってしまいました。辛うじて震えながらも仲間同士目で合図を送り合っているようですが、一向に纏まる気配がありません。
「ならばワシがやろう。それ、よいしょっと!」
おじいさんは大きい葛篭の箱を開けると、小さい葛篭を小脇に抱え、一目散に穴の外まで逃げ出しました。
穴の中では大きな葛篭から魑魅魍魎がワラワラと這い上がっています。ミニイカ娘たちはさっきの騒ぎとは比べ物にならないくらいの大声で泣き喚いき、それは地獄のような光景でした。
地上に出たおじいさんは大きな岩で穴を塞ぎ、懐から魔除けの札を取り出して妖怪やミニイカ娘を封印すると、腰を下ろして大きく一息つきました。
「ふぅ~っ。あいつらめ、ワシを試しおって。今時あんなもんに引っかかるやつなんておらんじゃろう・・・」
息を荒げながら呟きました。
「まったく、恩を仇で返すとは・・・少しでも情けをかけたワシがバカじゃったわい。しかも大事な食べ物を粗末にするなんぞ不届きな!」
おじいさんの息が整いはじめた頃、岩で塞いだ穴深くからミニイカ娘たちの絶叫する声が僅かに聞こえた。
「あいつらもこれで悪さはできんのう。まぁ、妖怪らも脅かしたり取り憑くことはあっても命を奪いはせんじゃろう。穴の中で寿命が尽きるまで追っかけっこをするがええ」
そう呟くと、おじいさんは小さい葛篭を開け、中の大判小判に手を合わせて拝み、ゆっくり家に帰っていきました。
それから百年近く、その山にある岩で塞いだ穴からミニイカ娘の泣き叫ぶ声が途切れることなく聞こえたそうです。
めでたし。めでたし。
新たな"小さな害虫"対策は?(2011/2/24)
捨てられたペットが殺処分までの間過ごす保健所。
犬や猫の悲しい鳴き声がこだまするこの空間に最近異変が起きている。
「びえーん!びえーん!」「びぃ!びぃ!びぃ!」
「げそげそげそぉ!げそげそぉ!」「ギィビー!ギィビー!」
ガラスの向こう側で相変わらず生に執着している夥しい数の小動物。
昨年、テレビ番組がきっかけで爆発的なブームが起きた"ミニイカ娘"である。
ホタルイカ程度の大きさのイカの突然変異体で、神経質ながら慣れれば人懐っこく
癒しの対象として高価ながら大人気になったが、非常に大食かつ偏食であることに加え
安全な環境なら150年生きられる寿命の長さがネックとなり、飼いきれなくて
捨てられるミニイカ娘が大量発生しているのだ。甘やかされるだけ甘やかされ
その偏食振りに拍車がかかった野良ミニイカ娘は、好物のエビを求めて魚市場、
鮮魚店やスーパー、飲食店や祭りの屋台にまでエビを食い荒らすトラブルを起こし、
個人経営の店舗が閉店に追い込まれるなど社会問題にまで発展している。
騒音問題については更に深刻で、大量発生した地域では耳の痛みを訴える人で
耳鼻咽喉科に行列ができ、健康診断で"異常"と判断される割合が急増するなど
行政も公共団体に"ミニイカ娘ボックス"を置くなどの対応に追われた。
なおこの余波で耳栓やヘッドホンなどの防音グッズの売上が大幅に上がったのは蛇足である。
なお、ミニイカ娘ボックスは行政(中にはミニイ課なる部署を創設した市もあった)に
よって回収され保健所に送られるが、引き取りに来る飼い主は殆ど無く大体が殺処分され
燃えるゴミとして焼却場に送られている。研究機関への譲渡も検討されたが野生と違って
肥満体が多く、研究に耐えられず逃げ出す個体が続出。結局"使えない"ということで
この話は立ち消えになった。そこで持ち上がったのは"食用"としての利用方法である。
"ペットを食べるなんてとんでもない"という意見もあったが、そもそも"イカ"であり
天然モノが生息している地域ではかつて食べられていたという文献や伝承も残っている。
現状では野良猫やホームレスしか食べてないと思われるミニイカ娘だが、今後の研究が
進めば新たな産業が起こる可能性はあるかと思われる。(終)by Takeru Aizawa
最近話題の自称タイガーマスクによる寄付ですが、
神奈川県の海岸沿いにある児童養護施設に、熨斗紙付きのダンボール箱が
届けられておりました。翌朝出勤してきた職員が中を開けたところ、
「げそー♪ げそっ♪ げそげそ♪」「ゲショ!ゲショゲショ!」
この不思議な生き物、地元ではミニイカ娘と呼ばれる幻の生き物で
かつてこの地区の海岸沿いに生息していたものの、その後の乱獲や
環境の変化で絶滅したと考えられていました。
それが5匹箱の中に入っていたのですが、添えられたメッセージに・・・
「子どもたちの健やかな成長を祈って、活きのいいミニイカ娘を送ります。
給食にお使いください(料理方法を添付します)by ブラックタイガーマスク」
実はミニイカ娘、推定150年という長寿から古来この地方では健康食品
として珍重され、明治時代には皇室に献上されたこともあったようです。
しかしそのことがその後の乱獲に繋がり、その存在は忘れ去られていました。
そんな生物がどうして生きているのか?と謎だらけの今回のタイガーマスク。
同封されていたメモには写真でミニイカ娘を使用した料理が示されていますが、
その愛くるしい笑顔と姿で既に施設の子どもたちには大人気のミニイカ娘。
このニュースを聞き付けた全国の水族館や大学、果てはアメリカの研究機関から
提供や買取を打診されているようで、施設ではどうしたらいいかと困惑気味です。
「送っていただいた方の思惑とは違いますが、子どもたちがよろこぶ方法を現在
検討しております」
と1匹のミニイカ娘を肩に乗せたまま、施設長の方はおっしゃっておりました。
送った人
「余り物送っただけなんだけどね。ようつべに料理動画うpしてやろうかなwww」
施設長
「1匹くらい持って帰って酒のつまみにしようかな・・・うまいらしいし」
written by ミニイカ姉弟様
「えー、裂きミニイカ娘を作ることについてどう思うか、ですか?」
「いやぁー…、こういっちゃ『ミニイカ娘いじめるな!』って人たちには悪いんだけど、なんとも思わないのよね」
「そりゃね、工場に活けミニイカ娘が着いたときには、ゲソゲソ言ってたりキョトンとしてたり私に笑いかけたりすっけどー…」
「でもね、普通のマイカ(※スルメイカ)だって活けで工場にくるとキュッキュキュッキュ鳴いてたりするからねえ」
「それで、ミニイカ娘〆るのは…、やっぱりエンペラ(※帽子と耳)剥がすのが早いのよね、すぐ〆まるし」
「それと、内臓は裂きミニイカ娘には使えないのよ…、ちょっと胃の中の異物が多くてね、エビが多いかな」
「だから、エンペラ剥がすでしょ、服みたいな外っ側脱がして、腕輪みたいなののところで腕切り落としてさ」
「で、お腹を割いて内臓出すのね」
「あと…忘れてた、頭も使えないのね。歯があるから、だから首のところで、スパッ」(手刀で首を切るしぐさをする)
「首を切る前に頭のゲソ(※触手)引っこ抜くのが効率いいわね」
「で、エンペラと外っ側と胴体とゲソをね、できるだけ均一なシートになるよう四角い型に並べて、干すのさー」
「干し上がったのは、カッター…そうね、製麺機みたいなもんだと思ってくれたらいいかな?」
「カッターにミニイカ娘シートさしこんで、裂きミニイカ娘の形に切っていくんだよ」
「でも私わかんないのは、ゲソの形が残るくらいの細さがいいって反響が大きいことなのよね」
「…だって気持ち悪いじゃない、だっていくら干してるからって青みがかったもの食べるのよ?」
「うち?うちじゃ…ミニイカ娘飯作るくらいかなあ。だってちっちゃくて、食べ応えないでしょ」
(函館のさきいか会社に勤めるパートのおばちゃんからの聞き書き抜粋)
むかーしむかし、あるところに三太郎という男が住んでいました。三太郎にはまだお嫁さんがいませんでしたが、一匹の小さなミニイカ娘を大切に育てていました。
「ミニイカや、ご飯だよ」
「ピィー♪」
(面倒臭いので途中は割愛します(爆) m(__)m)
ある日、三太郎は山奥で不思議な小槌を拾いました。
「おやおや、これは珍しい」
三太郎は早速小槌を家に持ち帰り、ミニイカ娘に見せてあげました。
「ゲショ?ゲショゲショ?」
小槌など見たこともないミニイカ娘は首をかしげるばかりです。
「いいかい?これはこうして…」
三太郎が小槌を一振りしてみせました。すると何と不思議なことでしょう、ミニイカ娘の体がみるみるうちに大きくなっていくではありませんか!
「ウヒョ?ゲショショ?」
「うぉ、なんだこりゃ!」
三太郎もビックリ仰天しましたが、ふと、このミニイカ娘がどこまで大きくなるか試してみたくなりました。
「えぇおなごじゃのぉ…」
小槌で大きくなったミニイカ娘は、恥ずかしそうに囲炉裏のそばに座っています。姿形も、胸の大きさも、それは殆んど人間の娘っコと変わりはありませんでした。
「ミニイカや、かわいいのぅ…こっちへおいで」
「ゲソ」
そそくさと床をのべる三太郎の目が妖しく光りました。山奥で一人暮らしていた三太郎にとって、それは久々の娘ッコでした。
「あぁ~、そこはダメでゲソォ~」
「ホレホレ、言わないとこのイカ帽子を食いきるぞ」
「ゲショ~っ、お許しくださいご主人様ぁ~!!帽子は付けてほしいでゲソ~」
「つべこべ言うとこっちの帽子を噛みきるぞ」
「ひいぃぃぃぃ」
イカ帽子に三太郎の粘っこい(自主規制)をぶっかけられ、また元のように小さく縮んでいくミニイカ娘。
「ふぅ、お前も気持ち良かったか?」
「ピィィィィ…」
水槽の隅っこでイカ臭くなった股ぐらを押さえて縮こまっているミニイカ娘。
こうして三太郎は夜な夜なミニイカ娘を小槌で娘の姿に変えてはハメ倒して楽しく暮らしましたとさ。
(おわり)
20XX年X月X日XX時XX分 共同通信
共同通信が独自に行ったアンケート調査によって
衝撃的な事実が明らかになった。
アンケートは、首都圏から無作為に選ばれた
ミニイカ娘飼育者1000人に対し、匿名を条件に行った。
このアンケートでは、最近、告発や、
保険所警察への通報、告訴等が相次いでいる
ミニイカ娘の虐待行為に対する実態を調査すること
を目的として行ったもの。
アンケート内容は、
Q1.現在飼育しているミニイカ娘に
対し、なにか暴力的衝動を感じた事があるか?
Q2.感じた場合、実際に暴力行為を行うか?
の2つについて、複数の項目から選ぶというもの
その結果Q1の問いに対し『ある』と答えた回答者は
『常に感じている(2.5%)』『感じる(5.2%)』
『感じる場合がある(7.3%)』『感じた経験がある(9.1%)』
全体の25%にも登ることが明らかになった。
Q2の問いでは、『日常的に行っている(5.3%)』『行う(8.8%)」
「行う場合がある(11.4%)』と、こちらも行うという
回答が全体の25%にも登った。
ミニイカ娘に関しては、近年、大手掲示板サイト「2ちゃんねる」の掲示板で
ミニイカ娘に対する虐待を示唆する内容の書き込みが急増していることが
問題視されたばかり。
また、アメリカ、カナダ、オーストラリアでも、ミニイカ娘への暴力や
虐待などの事実に対する告発や告訴が相次いでおり、今回の調査結果は
これらの社会現象に対する裏づけとして、今後波紋を呼びそうだ。
ある海岸に、エビの母子連れが遊びにきておりました。
元気いっぱいに波に戯れる11匹の子供たちを眺めて、お母さんエビは目を細めます。
お母さんエビは「ぼうやたち、ご飯にしましょう」と声をかけ、おにぎりを取り出しました。
行儀のいい11匹の子供たちはお母さんから順番におにぎりをもらい、
みんなで「いただきまーす!」と声を上げようとしたとき、
海岸の松の陰から「ちょっと待つでゲソ!」という声が聞こえてきました。
姿を現したミニイカ娘は目をギラつかせ、触手をうねうね動かして不気味な様子です。
「この柿とそのおにぎりを交換するでゲソ!」と母子連れに持ちかけましたが、
ミニイカ娘が手にした柿はまだまだ青く、とても食べられそうにはありません。
お母さんエビが「ごめんなさいねえ、その柿ではちょっと…」と言い終わらないうちに、
ミニイカ娘は「本当に食べたいのはおまえでゲソ!」と青柿をお母さんエビに投げつけました。
青柿が頭胸部に当たり、かわいそうにお母さんエビは死んでしまいました。
ミニイカ娘は「げへへ…活け〆でゲソ、これだからエビはバカなのでゲソ!」と満足そうです。
そしてすぐにお母さんエビの体を、頭からバリバリともミシミシともグチャグチャとも言えない
奇妙な音を立てながら凄まじい勢いで食べてしまいました。
驚いたのはエビの子供たちです。みな急いで海に逃げ込もうとしましたが、
ドンくさいはずのミニイカ娘の触手がこの時ばかりは素早く10匹の子供たちを捉え、
あっという間にミニイカ娘に食べつくされてしまいました。
大きく膨らませたお腹を撫でながら、ミニイカ娘はなんとまあ無慈悲にも
「私くらいかわいいイカに食われて、エビも本望でゲソね~♪げっそげっそ♪」などと言いました。
一匹だけ逃げることのできた子供のエビは泣きながら海の中をさまよっておりました。
そんなエビに、ちょうど通りかかったホタテと昆布とカニが声をかけます。
「ぼうや、いったいどうしたんだい? わけを話してごらんよ?」
エビの話を聞いた三人(?)は口々に「許せない!」「海の掟で食われるならともかく!」と義憤にかられ、
エビの復讐の手助けをしてあげることにしました。
海岸では、潮の満ちてくるのにも構わず、11匹のエビを食らってボテ腹のミニイカ娘が寝そべっております。
「ゲッソゲッソ~♪ 潮が満ちてきたけど動けないでゲソ…、通りすがりの人に拾い上げてもらうでゲソ!」
遠くに揺れる人影に向かってミニイカ娘が精いっぱい媚びた声で「ぴいいいいい♪」と鳴こうとしたそのとき、
ミニイカ娘の両足に鋭い痛みが走りました。
「ぴいいぃぃ…ぎゃあああああ! 痛いでゲソ! 痛いでゲソ! なんでゲソ!」
ミニイカ娘がボテ腹でさえぎられた足を見てみると、なんとホタテの貝殻にガッチリと挟まれていました。
「痛いでゲソ! 貝殻の分際でミニイカ娘に何をするでゲソ! 放すでゲソ!」
次に、カニが自慢のハサミをガシャガシャ鳴らしミニイカ娘の触手をスパスパ切りながら、
「俺たちもなあ、海の中で食われるってんならしょうがねえ、仏にでもなんにでもなるさ。
ただなあ…、おまえさんのエビを獲るやり方が気に食わねえんだぜ…!」と低い声で言いました。
ミニイカ娘はまんまるな目に涙を溜めてカニとホタテに言いました。
「私が何をしたっていうのでゲソか? エビを食べちゃダメだっていうのでゲソか? あんなバカなやつら!」
「…ふん、おまえさんが仮にもイカを名乗ってるほうがよほどバカバカしいぜ! なあ、おい!」
カニがハサミを上げて合図をすると、昆布がミニイカ娘の身体をグルグル巻きにしたまま、海に引きずりこもうとします。
昆布は言いました。
「泳げないのにイカとはねえ…開いた口がふさがらんよ…。海の中でイカの昆布巻きになっちまいな!」
「おまえのどこに口があると言うのでゲソか! やめるでゲソもうエビは食べないから頼むから殺さないでゲソ!」
ミニイカ娘の命乞いを聞いたカニが「どうする?」とエビに目配せすると、エビは目に涙を溜めながらうなずきました。
昆布はそれを見て「ぴいいいいいいいい!あーんあーん!」と泣きわめくミニイカ娘を海に引きずり込みます。
じわじわと時間をかけて、泣いてはいるがエビに詫びるでもないミニイカ娘をなぶり殺しにしました。
記事一覧
- 『イタズラ大好きじゃなイカ』
- NHK教育テレビ・できるかも
- むかしばなし『浦島太郎』
- 『おむすびころりん』
- 新たな“小さな害虫”対策は?
- タイガーマスクのプレゼント
- 裂きミニイカ娘を作ることについて
- 『むかし話・一寸イカ帽子』
- ミニイカ娘飼育は虐待目的?
- 「みにいか えび がっせん」
- ミニイカ娘追い込み漁
- 童話『ミニイカむすめと かたつむり』
- 擬古文
- 『かわいそうな ミニイカむすめ』