ozcircle

メールアドレス

パスワード



パスワードを忘れた
新規登録 OZ CIRCLEって何? ヘルプ

鬼澤先生の四季の歌

唄い方
喉を開く

【喉を開く事の重要性~2012年、発声のまとめ~テーマ】
これは、発声理論が生徒さんによって変化してしまうという事ではありませんからね。あくまでも、感覚を掴んで頂く為のアプローチ法法です。
その中からまず一点目、「喉を開く」というテーマで今回は書かせて頂きます。
歌を学んでいく上で、必ずと言っていい程出てくる言葉ですので、歌を学んでいらっしゃる方にとってはかなりポピュラーな言葉ではないでしょうか。
しかし、喉を開くってどういう意味でしょう??
実際に生徒さんに問いかけてみると、よく解らないというのが大半でした。僕はこう伝えます。
「舌根が下がり、喉チンコが上がり、息の通り道が広くなる状態です」と。
ただそうは言われても普段意識して行っていなければ、これ意外と難しいんですよね。鏡の前で口を大きく開いてみてください。
喉の奥が大きく、広く見えますか?
喉チンコが舌根で隠れている状態では、喉が開いているとは言えません。
その状態から抜け出せない人は、鏡の前で、口を大きく開き、口から勢い良く息を吸い込んでみてください。
どうですか?まさに舌根が下がり、喉チンコが上がり、喉の奥がしっかりと見えたのではないでしょうか?その状態こそ、喉がしっかりと開かれている状態です。
この喉を開くという状態を、息を吸い込んだりしない状態で作れる様にならなければなりません。
喉が閉じた状態での発声では、声帯に負担が掛かり、響きも悪く、
首を絞められて無理やり搾り出した様な声になってしまいます。
この喉を開くという事は必ず出来る様になっておきましょう。
普段の生活の中でも、大きな「あくび」をした時など、理想的な喉の開き方をしている事がありますよ^^
喉を開き方を覚えてからの注意点】
ただ、大きな口を開けて息を勢いよく吸い込んだり、あくびをした時の状態を
キープしたまま歌おうと思っても無理なのです。
上記二点の状態で覚えなければならないのは、あくまでも「舌根が下がり、喉チンコが上がる」
という喉の開き方であり、
口を縦に大きく開いたまま、下の顎(あご)の力が入っている状態では発音が出来ません。
ですので、極端に口を閉じている時でも喉を開ける様にならなければなりません。
意識すべきは下の顎ではありません。あくまでも「舌根」と「喉チンコ」であり、
「舌根」と「喉チンコ」との間隔を出来る限り広く保とうと思う事が大切です。
そして同時に、一語一句しっかりと口を動かして発音する様にしましょう。
ここまでをしっかりと理解出来た生徒さんから次に多い質問が、「母音」によって
喉を開く状態をキープ出来なくなるという内容です。
例えば、口をしっかりと動かしながら「い」と発音する時と「う」と発音する時、
これは「あ」と発音する時とでは口の形が大きく違います。
これは同時に口の中の形まで変わってしまい、それによって、
「あ」と発音する時は喉をしっかりと開けるものの、
「い」や「う」の状態では喉の開き方が解らないという事です。
この問題点の解決方法は、裏声で誰かを「フゥー」と茶化す時、その時の喉の形が
「う」を発音する時の喉の開き方です。
「い」を発音する時も同じ様に、「ヒィー」と発声してみてください。
その時の喉の形が「い」を発音する時の喉の開き方です。
喉を開くという事が出来ているのと出来ていないのとでは、雲泥の差があります。
特に裏声が出せないとお悩みの方で、喉を開けていない方は本当に多いです。
裏声が出せずに悩んでいる方は、鏡の前で喉を開く練習を日々行ってみてください。喉を開くだけでは発声練習とはいえませんが、声を出す事以上に大切な事だと思います。他にも、ある程度歌える方で「喉開けてなかったかも…」と思った方は是非行ってみてください。
恐らく、直ぐに効果を体感出来ると思いますよ^^

追記

鬼沢先生が言っている「舌を出して声を出す」事ですね。


喉を上下・左右・前後に開く

この「喉を上下に開く」ことが、一般的に言われる「喉を開く」です。
イメージ的には、「喉を左右に開く」感じです。
「喉を上下に開く」と「喉を左右に開く」は全く別の動き
イメージ的には、「喉を前後に開く」感じです。


1.「喉を上下に開く」ができていない場合
「軟口蓋を引き上げ、喉仏を引き下げる」必要があります。
「軟口蓋を上げる」というのは、慣れない間は感覚がつかみにくいと思いますが
、喉の状態を「あくびの時の喉の状態」「ゲロを吐く直前の状態」にして声を出し、軟口蓋が上がった状態というものを身体に覚え込ませるといいです。
喉仏も慣れると動かせるようになりますので、「低い声を出す」「BoとかDumと発音してみる」
などして、喉仏を意識的に下げられるようにしましょう。
あとは、「左右の奥歯で何かを噛む」と喉が上下に開きますので、割り箸とかを奥歯で噛みながら声を出す、という練習も有名ですね。
一部では、発声のための「筋トレ」の一環として、この「引き上げ、引き下げ運動」をやっている人もいるそうです。
また、表情筋を正しく使うと無理なく喉が上下に開きますので、
発声するときの表情にも気をつけましょう。
目を見開き、鼻の穴を開き、口角を軽く上げるというのが、発声の基本です。


2.「喉を左右に開く」ができていない場合
・声に「ノイズ」が混ざる
・「あ」が「あ゛」になったり、母音が濁る
・首の「歯を食いしばると見える筋」が、発声時に常に浮き出ている
・喉仏が上がる、声の響きが悪い、などは「上下」の場合と同じなのですが、
「軟口蓋が上がり、喉仏が下がっている」状態でもそのような症状が出るなら、
「喉を左右に開く」必要があるかも知れません
→力んでしまう理由は様々だと思うので、力みを抜く練習をすると同時に、
何故力んでしまうのか?ということも考えるといいかもしれません。
首の力みをとるためには、首を左右に軽く振りながら声を出す練習などがあります。また、声を出す前に念入りにストレッチをするとか。
表情については、眉間にしわが寄ったり、口角が下がって口の形が△になると、
とても喉が力んで固まってしまいやすいので注意が必要です。
過去にこういうタイプの人を観察したところ、
「声帯がきつく締まっているのでもっと強いブレスが必要→強いブレスに耐えるために声帯をもっと締めなければいけない→以下ループ」
という軽い無間地獄状態だったので、あえて「ハスキーな声」を出して貰って、
こういう「一度逆の方向性に思い切り振ってみる」というのも、ときにはありです。あとは、「はっきりした声」を出したがる人ほどこういう無間地獄になりやすいので、自分にとってベストな「声立て」を探ってみるのも良いかもしれません


3.「喉を前後に開く」ができていない場合
・「側鳴り」(響きが外に出て行かず、自分には良い声・大きい声に感じるけれど
外から聞くとそれほどでも無いという状態)になる
・口が大きく開いているのに声がこもる
・鼻腔共鳴の強すぎる、「粘っこい声」になる
→いわゆる「クネーデル(団子声)」「似非オペラ声」ってやつですね。
本人にとってのみ気持ちいいという、ある意味最悪な声です。
「喉仏を下げよう」という意識が強すぎてこうなる場合と、舌が不器用でこうなる
場合の2通りが考えられます。
前者なら、少しその意識を弱めたり、***舌を前に出したままでも喉仏を下げられるように練習したりすることで。***
たぶん、無理矢理喉仏を下げた声より、喉仏が下がりきって無くても
適度に力の抜けた声の方が素敵です。
後者なら、エリック兄さんのボイストレーニングに「舌を自由に操るためのトレーニング」がありますので、それをお勧めします。


コメント 

吃驚!喉を上下&左右&上下を意識して開くと、舌を出しての「あいうえお」が、

少し楽に出る。



edited by桜吹雪 at

記事一覧