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北海道情報大学

HIU簿記研究会

解説
3級 第7回 第1問
2.
これは使った分の費用を損益という科目に振り替える仕訳です。
仕入は、総仕入高ー戻し高ー値引高+期首商品ー期末商品
支払地代は、支払高ー期末前払高
支払利息は、支払高+期末前払高 で、それぞれ金額が出ます。
それを損益にするから、普段とは逆の右側に持って行って左側に損益という感じです。

 損益 1,695,000┃仕入 1,375,000
  支払地代 195,000
  支払利息 125,000

3.
備品を売るということで、まず備品が減るので右側に。
┃備品 700,000
この700,000から減価償却分を差し引いた額が実際の備品の価値になるので、減価償却分を計算します。この売った時の期首までの分を減価償却累計額、期首から売る日までの分を減価償却費として金額を出します。
×17年から×20年までの分は700,000×0.9÷5×4
×21年の分は700,000×0.9÷5÷12×6
 減価償却累計額 504,000┃備品 700,000
 減価償却費   63,000┃
あとは、商品以外の代金を後でもらうのは未払金で差額が備品売却損か備品売却益になります。
 減価償却累計額 504,000┃備品 700,000
 減価償却費    63,000┃
 未払金     120,000┃
 備品売却損     13,000┃

4.
まず、売掛金が回収できなくなったのでその分減らします。
┃売掛金 30,000
左側は貸倒引当金が足りればその分だけ減らします。ただ、今回は足りないので差額を貸倒損失として処理します。
 貸倒引当金 8,000┃売掛金 30,000
 貸倒損失  22,000┃
edited by酒井 梨乃 at
第2回 第1問
2.銀行から手形代金¥1,500,000と利息¥60,000が当座預金口座に入金されたとの連絡を受けた。この手形は山梨商店に現金¥1,500,000を貸し付けた際に受け取っていた同店振出の約束手形である。また、利息はこの貸付けに対するもので、契約上、回収期日に送金を受ける予定になっていたものである。

 解説
まず、当座預金が¥1,560,000増えます。
そして、利息を受け取っているので受取利息が¥60,000発生します。
最後に、手形代金ですが貸し付けた時に受け取った手形なので、手形貸付金として処理します。


 解答
当座預金 1,560,000/手形貸付金 1,500,000
 受取利息      60,000


3.得意先山形商店から売掛金¥300,000を同店振出の小切手で回収し、ただちに当座預金に預け入れた際、当座借越勘定の貸方に¥60,000の残高があったにも関わらず、仕訳の借方科目を当座預金としていたため、訂正することにした。なお、訂正にあたっては、取引記録のすべてを訂正する方法ではなく、記録の誤りのみを部分的に修正する方法によること。

 解説
長々と書いてますが、要は訂正仕訳です。
間違っている仕訳が↓これ
当座預金 300,000/売掛金 300,000
↑の逆仕訳が
売掛金 300,000/当座預金 300,000
本来の仕訳が↓これ
当座借越   60,000/売掛金 300,000
当座預金 240,000
逆仕訳と本来の仕訳を足すと…?


解答
当座借越 60,000/当座預金 60,000


4.従業員が負担すべき生命保険料¥85,000を当店が小切手を振り出して立替払いした。

 解説
従業員が払うべきものを立替払いしているので、立替金として処理します。


 解答
立替金 85,000/当座預金 85,000
edited by酒井 梨乃 at
第2回 第2問
×21年4月における商品売買に関する下記の資料にもとづいて、(1)商品有高帳の記入、(2)総勘定元帳の売上勘定および仕入勘定の記入、(3)4月中の売上総利益の計算を示しなさい。総勘定元帳には日付と相手勘定も記入すること。なお、月末における帳簿の締め切りを行う必要はなく、商品有高帳及び各勘定のすべての行が記入されるとは限らない。また、商品Aは先入先出法により、商品Bは移動平均法により記帳している。

(1)の解答がわかれば、(2)、(3)はできるはずなので解説は割愛します。

まず、それぞれを仕訳にしてみましょう。
4/7 売掛金 12,500/売上 12,500
4/15 現金 24,000/売上 24,000
4/21 売掛金 45,000/売上 45,000
4/29 売掛金 32,000/売上 32,000

4/5 仕入 11,900/買掛金 11,900
4/12 仕入 17,600/当座預金 17,600
4/19 仕入 24,000/買掛金 24,000
4/26 仕入 18,240/当座預金 18,240

少し見づらいですが、赤が商品Aに関する仕訳、オレンジが商品Bに関する仕訳です。
これを基に、商品有高帳を作ります。
 ※書き忘れていますが、4/1の残高は、前月繰越をそのままです。
まず、商品Aは先入先出法を使っているので5日の時点で残高がこのように2段になります。
売上は、方法に関わらず買った時の単価で記入します。
また、先入先出法なので先にあった30個を先に売り、
このようになります。
これを続けていくと解答になります。

次に商品Bです。
商品Bは移動平均法になっているため、金額の合計÷数量の合計で単価を出します。
そして、それを販売すると、
このようになります。
これを繰り返すと解答になります。



解答


edited by酒井 梨乃 at
第3回 第1問
3.現金の実査を行った際に、帳簿残高より¥25,000超過していたため現金過不足勘定で処理していた。本日、決算に当たり原因を調査したところ、収入印紙の購入額¥4,500(決算までにすべて使用済み)が未記帳であることと、売掛金¥30,000を他人振出の小切手で受け取った際、借方を当座預金と誤記入していたことがわかった。なお、残額については原因不明のため雑損または雑益として処理することにした。

 解説
これはいくつかの仕訳をまとめたものなので、一つ一つ丁寧に解いていきましょう。
まず、赤字の仕訳です。これは、事前に行っていた分の仕訳です。
帳簿<実際なので、帳簿上の現金を増やします。
 現金 25,000/現金過不足 25,000
次に、の部分を仕訳します。
 
また、収入印紙は「租税公課」という科目で整理します。これは費用なので
 租税公課 4,500/現金 4,500
となります。
最後に、ピンクの部分です。
これは、訂正仕訳になります。
誤仕訳 → 当座預金 30,000/売掛金 30,000
↑の逆仕訳 → 売掛金 30,000/当座預金 30,000
正解仕訳 → 現金 30,000/売掛金 30,000
 逆仕訳と正解仕訳を合わせると → 現金 30,000/売掛金 30,000
これらの仕訳を踏まえて、①発生した現金過不足をなくす、②緑とピンクの現金以外を書く、③差額を雑益OR雑損で処理する
と正解が出来上がります。
 正解: 現金過不足 25,000/当座預金 30,000
     租税公課    4,500
     雑損       500
 
4.取引銀行より、手形代金\4,200,000と利息\168,000が当座預金口座に入金されたとの連絡を受けた。この手形は山形商店に現金\4,200,000を貸し付けた際に受け取っていた同店振出の約束手形である。なお、利息はこの貸付けに対するもので、契約上、回収期日に受け取る予定になっていたものである。
 
 解説
まず、貸付金には2種類ある事を確認してください。
1つは、お金を貸した時に借用証書を渡す場合。 →貸付金
もう1つは、お金を貸した時に手形を受け取る場合。 →手形貸付金
 借用証書は、「書いてある日付に借りた金額を返します」という紙で、
 手形は、「書いてある日付に額面分支払います」という紙です。
  つまり、どちらにしても貸した分は期日に返ってくるという証明になるので、どちらにしても会社的には問題ないという事になります。
まぁ、簡単な覚え方としては「問題文に貸付金(借入金)と手形が書いてあれば手形貸付金(手形借入金)になる」ということですね。
ただし、今回は使える勘定科目に手形貸付金が無いので、貸付金勘定を使う事になります。
 
 
 正解: 当座預金 4,368,000/貸付金  4,200,000
                受取利息  168,000

edited by酒井 梨乃 at
第3回 第2問
京都商店は日常の取引を複式簿記により記帳し、主要簿としての仕訳帳および総勘定元帳以外に、答案用紙に記載してある補助簿を用いている。
 次に示す1~6の取引がどの補助簿に記入されるか、該当する補助簿の欄に○を記入しなさい。

長文になって見づらくなってしまうので、1~6の問題の解説はしません。
代わりに補助簿の説明をしていきます。
まず、今回出てくる補助簿は
現金出納帳当座預金出納帳受取手形記入帳支払手形記入帳得意先元帳仕入先元帳仕入帳売上帳商品有高帳
の9つです。
そのうち、緑字の6つは補助簿の頭につく科目が増減したら書くものです。
 ※現金出納帳なら、現金の支払いでも書くし、現金の受け取りでも書く。
残りの3つが少し覚えることがあります。
ピンクの2つは、得意先と仕入先にある掛けの金額を確認するためのものです。
仕入先は、そのまま「商品を仕入れた先の相手会社」のこと。
  →買掛金が増減したら書く補助簿。
得意先は、仕入先の反対、つまり「商品を売り上げた先の相手会社」のこと。
  →売掛金が増減したら書く補助簿。
最後に、赤字の商品有高帳です。
商品有高帳は、自分の会社にある商品の金額や個数を把握するためのものです。
だから、基本的には仕入と売上が増減したら書くものです。
ただし、売上げた商品を値引きしたときには書きません。
 理由は、「売上げたものを値引きしても自社にある商品には変更がないから」です。
  例を挙げて考えてみましょう。
A社から商品10,000円を仕入れた。
 これは、商品が増えてるので書く必要があります。
A社から仕入れた商品が汚れていたので、2,000円の値引きを受けた。
 これは、商品の個数は変わりませんが、値引き分全体の金額が変わるので書きます。
A社から仕入れた商品が壊れていたので、3,000円分返品した。
 これは、商品が減っているので書きます。
B社に3,000円分の商品を売り上げた。
 これも、商品が減っているので書きます。
B社に売り上げた商品が壊れていたので1,000円分が返品された。
 これも、商品が返品された分増えるので書きます。
B社に売り上げた商品が汚れていたため、値引きを行った。
 これは、商品の個数は変わりません。金額も、売上げたものの額が変わるだけで、自社の商品の金額は変わりません。だから書く必要がない。
ということです。

補助簿に記入するのはこういうものだということをふまえて、もう一度取り組んでみてください。


正解
edited by酒井 梨乃 at
第3回 第4問

大山商店は、決算日において実際の有高を確認するため、金庫を調べたところ、以下のものが保管されていた。なお、甲社株式および国債は売買目的で当期中に取得したものであり、国債(額面¥2,000,000)の利払日は6月末と12月末の年2回である。利札に関する処理はなされていない。また、この金庫のほかに現金はない。

 

[金庫に保管されていたもの]

硬貨 ¥6,000  紙幣 ¥120,000  郵便為替証書 ¥50,000

送金小切手 ¥70,000  他店振出の小切手 ¥80,000

他店振出の約束手形 ¥100,000  郵便切手 ¥22,000

国債(取得原価) ¥1,920,000  期限到来後の国債の利札 ¥30,000

期限到来前の国債の利札 ¥240,000  他店発行の商品券 ¥60,000

甲社株式の配当金領収書 ¥10,000

 

問1 国債の利札に関する仕訳をしなさい。

 国債の利札とは、持ってる国債の金額に対してこれぐらいの利息が付きますよ。という紙です。

 難しく書いてますが、ようするに「利息をもらった仕訳をしなさい」これだけです。

 そして、期限到来前と到来後ですが、期限が来ていないのに利息だけ先にもらえる。なんておいしい話はありません。つまり、到来後の方のみを仕訳することになります。


問2 問1の処理をした後の現金帳簿残高(現金出納帳の残高欄)は¥375,000であった。実際残高との差額を適切な勘定に振り替える仕訳をしなさい。

 長ったらしい問題ですが、現金の実際残高を計算して現金過不足の仕訳をするだけです。

 じゃあ、現金になるのはどれなのかが問題です。

  1つずつどんな科目になるのか確認していきましょう。

 ①硬貨紙幣:現金。これこそ現金そのものですよね。ってことでまとめました。

 ②郵便為替証書:郵便局に持っていけば現金にしてもらえる紙のこと。持っていくだけですぐに現金にできるので、現金扱いです。

 ③送金小切手他店振出の小切手:普段通り現金になります。解説っぽいことをすると、銀行に持っていくと現金にしてもらえる紙のことです。

 ④郵便切手:郵便を出すときの料金の代わりになるもの。まぁ、普通の切手のことです。これは、他社などと通信するために使うものなので、通信費として扱われます。

 ⑤国債:国がしている借金をいくらか払いますよ。というものだと考えてもらえればいいと思います。これは、株と同じ扱いになります。つまり、売買目的有価証券 ということになります。

 ⑥国債の利札:問1で扱ったように、期限到来後は現金になります。期限到来前は、まだ換金できないので計算に含みません。

 ⑦他店発行の商品券:他の店の商品をお金を払わずに手に入れられるから資産。という説明をしたことがある気がします。ただ、これは「他店商品券」という科目があるので現金にはなりません。

 ⑧甲社株式の配当金領収書:持っている甲社の株の額に応じて、甲社からお金をもらえる紙。これも銀行に持っていけばすぐ現金にできるので、現金として計算します。

  この赤字の部分をたしたものが、現金の実際残高になります。

  そのうえで現金過不足の仕訳を行ってください。


問3 問2の差額のうち、¥8,000は水道光熱費の支払いの記帳漏れであることが判明したが、残額については原因が不明である。決算時における仕訳をしなさい。

 つまりは、水道光熱費の記帳漏れがあったから、それの記帳と一緒に現金過不足を整理してね。ってことです。

 がんばってください。



正解

問1 現金 30,000/有価証券利息 30,000

問2 現金過不足 9,000/現金 9,000

問3 水道光熱費 8,000/現金過不足 9,000

   雑損    1,000

edited by酒井 梨乃 at
第4回 第1問
2.商品¥400,000を大阪商店へ販売し、代金は注文を受けた際の内金¥40,000と相殺し、同店振出、当店宛の約束手形¥200,000および、かねて当店が振り出していた滋賀商店宛ての約束手形¥90,000を受け取り、残りは掛けとした。

 解説
ポイントは、当店が振り出していた手形の扱いです。
手形を振り出した時の仕訳は  ×× 90,000/支払手形 90,000  のはずです。
今回はその手形が自分の手元に戻ってきたので、手形を支払う必要がなくなりました。
他はわかりますよね…?


 解答
前受金    40,000/売上 400,000
受取手形 200,000
支払手形   90,000
売掛金    70,000


3.売買目的で福岡商事株式会社の株式1,000株を、1株あたり¥330で購入し、代金は月末に支払うことにした。なお、この株式の購入にかかる証券会社への手数料¥3,000は現金で支払った。

 解説
株を購入したときの手数料は必ず売買目的有価証券の金額に含まれます。
また、商品以外を購入したときのまだ払っていないお金は未払金になります。


 解答
売買目的有価証券 333,000/未払金 330,000
   現金       3,000


4.上記3.で購入した福岡商事株式会社の株式のうち300株を1株あたり¥350で売却し、代金は月末に受け取ることにした。
 
 
 解説
まず、月末に受け取る金額は300株×@¥350150,000です。
そして、3.で処理したように1000株の合計金額は、¥333,000です。
そのうち、300株を売るので¥333,000÷1,000×300で99,900になります。
そして、差額が有価証券売却益OR有価証券売却損になります。
 
 
 
 解答

              未収金 105,000/売買目的有価証券 99,900

                                           有価証券売却益   5,100

edited by酒井 梨乃 at
第7回 第1問

1.期中に現金の実際有高が¥15,000過剰であったため、現金過不足勘定で処理していた。本日、決算日につき、その原因として実際に支払った買掛金¥24,000を¥42,000と誤記入していたことが判明した。残額については、不明である。

 

 解説

赤文字の部分を仕訳すると、帳簿上の現金を増やす必要があるので、下のようになります。

                            現金 15,000/現金過不足 15,000

これを使って、黒字の部分を仕訳します。

まず、現金過不足を減らし、次に問題文にあるように、買掛金を調整します。その残高を、雑損OR雑益にします。

                            現金過不足 15,000

買掛金は、実際→¥24,000 誤記入→¥42,000 なので、実際から誤記入を引きます。

その金額が、間違って多めに書いてしまった分ということになります。

                            現金過不足 15,000買掛金 18,000

そして、差額が雑損OR雑益です。

                            現金過不足 15,000/買掛金 18,000

                            雑損       3,000

 

正解: 現金過不足 15,000/買掛金 18,000

              雑損       3,000

 

 

2.販売用の事務机@¥100,000を5台仕入れ、代金のうち¥200,000は先に支払った内金と相殺し、残額は三重商店振出、当店宛の約束手形を裏書譲渡した。なお、仕入れに対する引取運賃10,000は現金で支払った。

 

 解説

みんなの間違いポイントは赤字の2か所でした。

まず、販売用の事務机ですが、事務机でも当店では販売用です。つまり、商品として仕入れたということです。

さらに、仕入れた時の引取運賃は、必ず仕入れの金額にプラスすることになっています。

 

正解: 仕入510,000/前受金  200,000

                                 受取手形 300,000

             現金    10,000

 

 

4.内容不明であったため仮受金として処理していた当座入金額は、得意先東京商事から商品の注文を受けた際の手付金¥20,000と、同店に対する掛け代金¥178,000発送費用の立替額¥2,000を含む)であることがわかった。

 

 解説

発送費用を立替えた場合は、掛け代金として返してもらえることになっています。

なので、惑わされずに売掛金を¥178,000にしてください。

 

正解: 仮受金 198,000/前受金   20,000

                                             売掛金 178,000

 

 

5.期中に売買を目的として購入した東京物産株式会社の株式1,000株のうち300株を1株あたり¥345で売却し、代金は月末に受け取ることにした。なお、購入価額は1株あたり¥345であり、購入時に¥5,000の手数料を支払っている。

 

 解説

まず、赤字の部分、売買目的有価証券の手持ち分の計算からです。

1,000×345345,000

ここまではみんなできていましたが、売買目的有価証券では必ず手数料を金額に足します。

345,0005,000350,000

これで、1株あたり¥350になります。

次に、未収金の計算です。

これは、300×345103,500で終了です。

                            未収金 103,500/売買目的有価証券 105,000

そして、差額が有価証券売却損OR有価証券売却益になります。

 

正解: 未収金     103,500/売買目的有価証券 105,000

     有価証券売却損  1,500

edited by酒井 梨乃 at
第7回 第2問
消耗品の会計処理は、(1)購入時に消耗品費として費用計上し、期末に未使用高を資産として繰り延べる方法と、(2)購入時に消耗品として資産計上し、期末に当期使用高を費用として消耗品費勘定へ振り替える方法の2つがある。当期12月1日に購入した消耗品に対して、それぞれの方法により処理を行った際に、下記の諸勘定の①~⑧に記入される適切な勘定科目、語句または金額を答案用紙に記入しなさい。なお、決算日は12月31日とする。

要するに↓

消耗品は(1)消耗品費として買って、あとで残りを資産にする方法と、(2)消耗品として買って、あとで使った分を費用にする方法があります。12月1日に買った分について、それぞれの方法で処理したら、下記の科目・語句・金額はどうなりますか。

ってことです。

諸勘定はこんな感じ



どちらもすべて仕訳にしてから解いていきましょう。
まず、(1)の方から。
12月1日:消耗品費 10,000/現金 10,000
12月31日①:これは、問題文にある通り消耗品費の残った分を資産に変えます。
要は、こういうことです→消耗品 2,000/消耗品費 2,000
12月31日②:実際に使った分を損益に振り替えます。
つまり、こうなります→損益 8,000/消耗品費 8,000
12月31日③:使い切れなかった残りを、次期に繰り越します。
つまり、こうです→次期繰越 2,000/消耗品 2,000

次に、(2)の方です。
12月1日:消耗品 10,000/現金10,000
12月31日①:これも、問題文通り消耗品の使った分を費用に変えます。
要は、こうなります→消耗品費 8,000/消耗品 8,000
12月31日②:使い切れずに残った分を次期に繰り越します。
要は、(1)の③と同じです→次期繰越 2,000/消耗品 2,000
12月31日③:実際に使った分を損益に振り替えます。
要は、(1)の②と同じです→損益 8,000/消耗品費 8,000

では、この仕訳をもとに記入してみてください。

解答
①:消耗品 ②:8,000 ③:消耗品費 ④:2,000 ⑤:消耗品費 ⑥:2,000
⑦:消耗品 ⑧:8,000
edited by酒井 梨乃 at
第7回 第3問
さすがに試算表全体の解説はできないので、売掛金・買掛金の明細表だけ解説します。

まず、売掛金明細表から。
佐賀商店の売掛金が出てくるのは
①26日の売上       ②27日の現金での回収
③29日の売上       ④30日の売上
⑤30日の小切手での回収  ⑥31日の売上
の6か所です。
これらを足すと、24,500になり、さらに明細表にある10月25日時点の額を合計すると答えです。

同じように、長崎商店は
①26日の売上      ②26日の返品
③27日の売上      ④29日の売上
⑤29日の手形での回収  ⑥30日の売上
⑦31日の為替手形
の7か所と10月25日時点の額を

大分商店は
①26日の売上  ②27日の売上
③29日の売上  ④30日の値引き
⑤31日の売上
の5か所と10月25日時点の額を
合計すると答えが出ます。

次に、買掛金明細表です。
山口商店の買掛金が出てくるのは、
①26日の仕入        ②27日の仕入
③27日の小切手での支払い  ④29日の仕入
⑤31日の仕入        ⑥31日の手形での支払い
の6か所と10月25日時点の額を足すと答えが出ます。

岡山商店は
①26日の仕入  ②27日の手形での支払い
③29日の仕入  ④30日の仕入
⑤31日の手形での支払い
の5か所と10月25日時点の額を

広島商店は
①26日の仕入        ②26日の現金での支払い
③27日の仕入        ④29日の仕入
⑤29日の小切手での支払い  ⑥31日の仕入
の6か所と10月25日時点の額を
合計すると答えが出ます。


解答
佐賀商店:¥90,500
長崎商店:¥28,000
大分商店:¥192,500

山口商店:¥44,000
岡山商店:¥61,500
広島商店:¥38,500
edited by酒井 梨乃 at